PKMを1年間続けて得られたこと

齋藤 公一 / 2024年12月17日

UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 フロントエンドエンジニアの齋藤 (@31mskz10) です。

今年の初め、私はPersonal Knowledge Management(PKM)を始めました。
1月1日から始めたので、もうすぐ丸1年になります。

最初は試行錯誤しながらデイリーノートを調整しながら続けていたので、形がまとまってきたのは3月頃ですが、それでも1年続けるとさまざまな発見がありました。

今回は私がPKMを1年続けて得られたことを紹介します。

PKMの概要

PKMとは、Personal Knowledge Management(個人知識管理)の略で、その名の通り個人の知識や情報を収集して、整理、活用するためのプロセスやツールのことを指します。

さまざまなやり方・ツールがありますが、私の場合は、Obsidianというノートアプリを使ってIdeaverseというVault(Obsidianのプロジェクトのようなもの)をベースに自分なりに改良した方法を採用しています。

1年間続けて、かなり情報が蓄積された

1年間PKMを続けた結果、かなりの量の情報が蓄積されました。
単純な総ノート数では7500を超えました。

デイリーノート(ウィークリーノート・マンスリーノート)やプロジェクトノートを除くと7000ほどです。

だいたい1日20ノートくらいの計算になります。

最初は日々見た用語を自分の言葉で説明し、実際に調べて合っているかどうかを確認するようなレベルでしたが、徐々にその情報が体系化され、関連付けが進むにつれて、自分の知識も広がっていくのが実感できました。

また、新しい情報が入ってきたときも、すでにあるノートからの関連付けで新たなノートを作成するので頭に入ってきやすく、定着度も違います。

改めて知識を整理したり、古い知識のアップデートができた

いままで私自身悩んでいたのが「知識のアップデート」です。

知らなかったことを新たに知るのは自覚しやすく、「分からないことだから調べよう」と思えます。

しかし、すでに知っていると思い込んでいることはなかなか調べようとしませんし、アップデートする機会を得るのは簡単ではありません。

PKMをやり始めてから、新たなノートができるタイミングで過去のノートのアップデートもすることになるため、情報を見直して整理して古い知識をアップデートする機会も増えました。

また、自分が過去に学んだことを再確認し、現在の視点で新たな気づきを得ることができました。

daily noteやweekly noteのおかげで、情報のキャッチアップがラクになった

毎日のメモ(daily note)や週間レビュー(weekly note)の習慣を取り入れることで、日々の情報キャッチアップが格段に楽になりました。

daily noteではその日の学びや気づきを簡潔に記録し、weekly noteでは1週間単位で勉強会や読んだ技術書の情報を整理し、そこから新規ノートの作成や既存ノートのアップデートを行いました。

daily noteには毎日RSSフィードから記事情報も自動で入力されるようになっているため、キャッチアップも以前に比べてラクになりました。

参考:毎日どうやって情報収集している?フロントエンドエンジニアのデイリーノートを公開!

他人にオススメできるか?

ただ、正直他人にオススメするかというとかなり微妙です。
というのも、このメリットを実感するためには相当な時間をかける必要があります。

また、「とりあえずこうしておけば良い」と考え無しにできるものではありません。

ノートの関連付けの話をすると、よく「そのリンクって自動で貼ってくれたりしないの?面倒じゃない?」と聞かれます。

しかし、関連付けは自分で思い出そうとしなければ意味がありません。
例えるなら、筋トレで「そのダンベル重くない?勝手に浮いてくれたりしないの?」と言っているようなものです。

筋トレの目的は「筋肉に負荷をかけること」で、PKMの目的は「脳に負荷をかけること(しっかり自分の頭で考えること)」です。

  • 過去につけたノートに関連付けられないか考える
  • ノートを付けるときは引用を最低限にし、自分の言葉でまとめる

これをそれなりの時間を取って行う必要があります。
そしてそこまでやっても、1000ノートや2000ノートレベルだとなかなか効果を実感しにくいかもしれません(関連付け先がまだまだ少ないからです)。

そう考えると、気軽にオススメできるものではありません。

まとめ

PKMを1年間続けることで、情報の管理と活用が飛躍的に向上しました。

人に気軽にオススメできないとは思いつつも、振り返ってみて確実にやって良かったなと思えています。

「ちょっと頑張ってみよう」と気合いのある方にはオススメの方法です。


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