仕事におけるリープフロッグ現象にどう向き合うか?

齋藤 公一 / 2026年2月17日

UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 フロントエンドエンジニアの齋藤 (@31mskz10) です。

「リープフロッグ現象」という言葉をご存知でしょうか?

主に新興国で発生している現象のことで、直訳すると「カエル跳び現象」になります。
発展の仕方が段階的ではなく、カエルが跳んだように一段跳んで発展することから、この名前が付いています。

具体的な例として、仮想通貨が新興国で大幅に普及しているのは、銀行口座を持っていないけどスマートフォンは持っているから、仮想通貨でやり取りができて便利で普及したそうです。
逆に日本は皆が銀行口座を持っていて、クレジットカードが普及していたから仮想通貨の普及に遅れたと聞いたことがあります。

本来は段階的に「現金 → クレジットカード → 仮想通貨」となっていくものが、真ん中を飛び越えています。

これは仕事で使用するツールやサービス・考え方など、さまざまなことについても同じことが言えるなと感じました。

アップデートし続けることは簡単ではない

もともとウェブデザインはAdobeのPhotoshopでされることが多かったのですが、そこからSketchを使ったり、Adobe XDが生まれ、Figmaになり……と追いかけていくのは大変です。

コーディングの世界も、新しいCSSプロパティがどんどん出てきて、古い方法から新しい方法に変わっています。

悩ましいのが、「別に古い方法でも大きな問題は無い」ということです。
今までできていたわけですから、絶対新しい方法と使わないといけないわけではありません。

むしろ「新しい方法に移行するためにかかる学習コストや、結局乗り換えてもまた新しいものが出てきて移行しないといけないことを考えると損なのでは?」と思ってしまうことすらあります。

一生懸命最新の情報を追っていたのに、最新であるが故にスタンダードになる前に消えてしまったものもあります。
「学習していたあの時間は何だったんだろう?」ともなりますし、それでもなお情報を追い続けることは簡単ではありません。

常に最新であることが正義ではない

そもそも、常に最新の技術や情報を追い求めることは、必ずしも最善とは限りません。
仕事ならなおさらです。

まだ安定しきっていない、今後どうなるかも分かっていない状態で業務に利用するのは危ういでしょう。
一方で、古い技術に固執し続けると、時代の流れから取り残され、生産性が低下するリスクもあります。

また、最新の情報を追うことで「どんどんアップデートしていく姿勢」も生まれてそれが当たり前になっていきます。

では、どう向き合えば良いのか?

最新技術との距離感をどう保つのが賢いのでしょうか。いくつかの考え方ができそうです。

①情報収集は「広く浅く」続ける

全ての新技術を深く学ぶ必要はありません。
しかし、「今どんなツールが登場していて、それがどんな課題を解決するのか」という概要だけは把握しておく。

そうすることで、本当に必要なタイミングで、適切な技術を選択できる可能性が高まります。

②乗り換える「トリガー」を自分の中で決めておく

「今のツールのサポートが切れたら」
「チームの生産性が〇〇%改善されるなら」
「あの必須機能が追加されたら」

このように、新しい技術に乗り換える具体的な条件をあらかじめ設定しておきます。
これにより、感情や流行に流されず、合理的な判断がしやすくなります。

最も大切なのは、目的を見失わないことです。
新しい技術を使うこと自体が目的ではありません。

あくまで「目の前の課題を解決するため」「より良い成果を出すため」という目的があり、そのための手段として技術を選択するという姿勢が重要です.

まとめ

今回は、仕事における「リープフロッグ現象」との向き合い方について考えました。
次々と現れる新しい技術の波に、すべて乗ろうとすると疲弊してしまいます……かといって、すべて無視するわけにもいきません。

大切なのは、闇雲に追いかけるのではなく、自分たちの目的に立ち返って情報収集を続けながら、適切なタイミングで判断することです。

皆さんも、新しい技術やツールに触れたとき、「これは自分たちのどんな課題を解決してくれるだろう?」という視点で考えてみてはいかがでしょうか。


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