発想の連鎖で可能性を広げる「マンダラート」|アイデア発想法2

齋藤 公一 / 2025年4月1日

UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 フロントエンドエンジニアの齋藤 (@31mskz10) です。

「新しいアイデアを生み出す」
0から1を生み出すことは、口では簡単に言っても簡単ではありません。

少しでも前に進むために、いきなり1を作ろうとするのではなく、まずは自分の中に0.1を生み出し、それを積み上げていくことで1にするようなイメージを持った方がうまくいくかもしれません。

そのためには、まずは数を生み出す必要があります。
そんな時に役立つのが、アイデア発想のフレームワークを使う方法です。

今回は「マンダラート」というアイデア発想法を紹介します。

マンダラートとは?

マンダラート(もしくはマンダラチャートとも呼びます)は、縦と横にそれぞれ3つずつ区切った計9つのブロックの中心ブロックにテーマを置き、それを起点に8方向に関連するキーワードやアイデアを展開していくアイデア発想法です。

1つのテーマから8個の関連するキーワードが出てきたら、その8つのキーワードそれぞれを中心のブロックに置き、さらにそこから関連する8つのキーワードを出します。

連鎖的にキーワードやアイデアを出していくことで、1ステップでは思いつかなかった新しい発想を生み出せます。

最終的に9×9の81マスが仏教の曼荼羅に似ていることから、マンダラチャートやマンダラートと名付けられました。

プロ野球選手の大谷翔平選手も、高校生時代に活用していたことから一時期注目されました。
アイデア発想だけでなく、自分の目標を深掘って具体策につなげるなどの目標設定に活用することもできます。

マンダラートの具体的な手順

マンダラートは、下記の手順で行います。

  1. 紙に3×3の9ブロックを作成する
  2. 中心のブロックにテーマを書く:マンダラートの図の中心に、テーマとなる言葉や文章を書きます
  3. 関連するキーワードを書き出す:テーマに関連するキーワードを、中心のテーマの周りに8方向に書きます
  4. さらに関連アイデアを書き出す:3×3のブロックを新たに作成し、各キーワードを起点に、さらに関連するアイデアを書き出します
  5. アイデアを評価・選定する:最後に、書き出したアイデアを評価して選定します

マンダラートのメリットと注意点

マンダラートのメリット

マンダラートには、以下のメリットがあります。

  • 発想の幅を広げる:テーマから関連するキーワードを連鎖的に展開することで、直接的な関連性だけでなく、少し飛躍した発想に繋げることができます
  • アイデアの関連性を明確にする:マンダラートの図でアイデアを可視化することで、アイデア同士の関連性を明確にし、全体像を把握することができます
  • 抽象的な考えを具体的にできる:関連キーワードをどんどん具体的なものにしていくことで、具体的に何をするのか整理しながら進められます
  • 1人でも始められる:アイデア発想述はみんなで集まって行うものも多いですが、マンダラートは1人で黙々と考えられ、それでいて新たなアイデア発想につなげられます

マンダラートの注意点

ただ、マンダラートには下記の注意点があります。

  • テーマ設定が重要:マンダラートに限ったことではありませんが、テーマが曖昧だと出てくるキーワードも曖昧なものになってしまいがちです
  • 大量のキーワードを書く必要がある:マンダラートは最低でも81マスを埋める必要があるため、全部やろうとすると時間がかかりますし、関連キーワードをそれだけ出すのも大変です
  • 関連性を意識する必要がある:あまりにも突飛な発想をいきなり最初の関連キーワードに持ってきてしまうと、2ステップ目で苦労する可能性がありますし、目標を見失って全然関係ないアイデアばかりになるかもしれません

やはり81マス埋めるのは大変です。
それなりの時間をかける必要がありますし、惰性で関連キーワードを適当に出していってもなかなか良いアイデアにはなりません。

埋める作業にならないためにも、最初にテーマに対して理解するフェーズを設けておくと良いかもしれません。

まとめ

マンダラートは、中心テーマから関連するキーワードを連鎖的に展開することで、発想の幅を広げ、新しいアイデアを生み出すアイデア発想法です。

関連性を明確にすることで、アイデアを整理しつつ具体的なアクションまで作れるため非常に便利です。

注意点もありますが、うまくいかないときはキーワードを途中で変えたり、少し休憩して他のキーワードから進めるのも1つの手です。

アイデア創出に悩んでいる方は、まずは試してみてはいかがでしょうか。


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