余白のデザインがユーザー体験を変える

山本 明子 / 2025年12月19日

UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供するN’s Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社の山本です。

紙媒体のデザイナーをしていた経験から、紙での余白の重要性は常に意識してデザインをしてきました。
現在、UIデザイナーとして活動する中で、この「余白」はWebやアプリにおいても非常に重要な要素であると感じています。今回は、デジタルデザインにおける「余白の重要性」についてまとめてみました。

なぜWeb/アプリでも余白が重要なのか?

1.情報の優先度を示す

Webやアプリの画面では、ユーザーが一度に目にする情報量が多くなりがちです。余白をうまく使うことで、どの情報が重要で、どの部分をまず見てほしいのかを自然に示すことができます。

たとえば、ボタンや見出しの周囲に余白を持たせると、そこに視線が集中しやすくなりユーザーの行動を導く効果が生まれます。

つまり余白は「スペースの無駄」ではなく、「情報設計の一部」。デザイナーが意図的に設定することで視線誘導やユーザーフローをコントロールできる重要な要素なのです。

2.読みやすさと理解速度を上げる

テキストや画像が詰まりすぎていると、ユーザーは一瞬で「見づらい」と感じてしまいます。
余白は画面全体のリズムを整え、視覚的な呼吸を生み出します。適度なスペースがあることでユーザーは自然に内容を区切って理解でき、情報の読み取りスピードが上がります。

特にUIでは、文字間や行間、パディングの設定が読みやすさに直結します。「余白=可読性」と考えるくらい慎重に設計する価値があるポイントです。

3.誤操作の防止・操作性の向上

スマートフォンなどタッチデバイスでは、ボタンやアイコンの間隔が狭すぎると誤タップの原因になります。
余白は操作ミスを防ぐための安全領域でもあります。ボタン同士の距離、テキストリンクの間隔、スクロールエリアの余裕など、細部まで配慮された余白設計はユーザー体験の快適さを大きく左右します。

また、適切な余白は「押しやすさ」だけでなく「安心感」も生み出します。余白があることでユーザーが無意識に感じる心理的なストレスを軽減し、操作に自信を持てるデザインになります。

まとめ

余白は見た目を整えるためだけの装飾ではありません。ユーザーが情報を理解し、快適に操作するための“設計の要”です。
紙のデザインでもWebでも、余白は「静けさ」ではなく「導線」をつくる存在。情報を詰め込むよりも伝えるための余裕を持たせることが、より良いユーザー体験につながります。

これからデザインをするときは、「どこに、どんな余白を置くか」を意識してみましょう。それだけでUIの印象も使いやすさも大きく変わるはずです!


UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
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