UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供するN’s Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社の永富です。
どの分野においても専門用語と呼ばれる言葉はたくさんあります。そしてそれらの専門用語のうち、分野の基礎知識が無いと全く見当もつかないようなものでなければ、ある程度わかりやすい言葉で代替が利くことも多いです。
ただ、その「わかりやすい」には落とし穴があるのでは?と思うことがあります。今回は、正確な専門用語の語彙を持っておく重要性について考えてみました。
専門用語が存在する意味
デザインの業務において、クライアントにデザインの説明をしなければならないタイミングは多くあり、その際にはどうしても「デザインの専門家でなくても伝わる表現」を意識する必要があります。またキャリアの浅いデザイナーであれば、難しい概念について学ぶ時にはわかりやすく説明されたものを見聞きして理解するので、まずはその「わかりやすい表現」で新しい概念を身に着けます。
では、なぜわざわざそこに専門用語が用意されているのでしょうか?
独自の専門用語があるということは、その言葉が正確に説明する何かしらの意味があるということです。
専門用語は、概念を正確に伝えるために存在します。日常的な「わかりやすい」言葉が持つ曖昧さを排除し、定義された意味を厳密に伝えることができるのです。
基礎的な例として、デザインにおける色についての言葉を考えてみましょう。クライアントから「ボタンの色を明るい印象にしてほしい」というオーダーがあったとします。
このとき、デザイナーが明度や彩度といった専門概念を正確に理解していなければ、適切な方針を選択することはできません。「明るい印象」という曖昧な表現が、単に明度を高めるのか、それとも彩度を高めるのかによって、最終的な印象は大きく変わってきます。明度を上げれば明るく且つ淡い印象に寄り、彩度を上げればより鮮やかでポップな印象に寄っていきますよね。
用語と概念を正確に理解することで、「明度を高める」「彩度を高める」といった具体的な選択肢から、クライアントの要望に合う適切なアプローチを選べるようになります。
もし専門語彙を身に付けず、常にわかりやすい表現に頼り続けてしまった場合、次のような問題にぶつかります。
チーム内のコミュニケーション効率が低下する
専門用語は、プロジェクトやチームにおける共通言語です。この共通言語への理解が浅いと、一言で説明できる内容を毎回詳細に伝えなくてはいけなくなり、コミュニケーションのスピードやクオリティが損なわれてしまいます。
思考の深さが制限される
専門用語は、複雑な意味を一言で正確に表す「概念のラベル」です。このラベルを習得することで、専門的な内容を即座に認識し、より高度なレベルで思考することができるようになります。
わかりやすい一般的な表現だけを使い続けてしまうと、その概念の理解が表面的なところに留まり、思考の深さが制限されてしまいます。また、よりレベルの高い専門的な情報は専門用語を使って発信されていることが多く、一般的な表現しか使えない人はそれらの情報を理解するのが難しくなります。
まとめ
私はデザイナーなので例としてデザインの用語を挙げましたが、クライアントワークをしていくうえではビジネス分野でも専門用語がたくさん登場します。ビジネスの知識はデザイナーの業務内ではなかなか増えていかない分、言葉を正確に理解していないとクライアントの考えが正確に理解できなくなってしまうため、よりアンテナを立てておく必要があるなと最近実感しています。
日々の業務やインプットの中で新しく出会った言葉は、難しくても地道に一つ一つものにしていくのが大切だと思います。
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