攻めのITと守りのITの違い!いま何を目的にDXしていますか?

齋藤 公一 / 2026年3月24日

UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 フロントエンドエンジニアの齋藤 (@31mskz10) です。

DXの分野でよく言われるのが「攻めのIT」と「守りのIT」です。
いま何を目的にしているかを考えるために、少し意識してみるといいかもしれません。

攻めのITと守りのIT

攻めのIT

いわゆるSoE(System of Engagement)が該当します。
顧客とのつながりに関わるシステムのことで、顧客の声に応じて柔軟かつスピーディーにサービスを変更して収益性を向上させることを指します。

「売上向上」「新規事業創出」「顧客体験の向上」などが目的になります。

  • 顧客向けのスマートフォンアプリ開発
  • ECサイトにおけるパーソナライズされた推薦機能
  • 顧客データを分析するためのCRM導入

守りのIT

いわゆるSoR(System of Record)が該当します。
記録を管理するシステムのことで、既存の業務をきちんと合理化し、コストを削減することを指します。
「いまある無駄な部分を削減しよう」ということです。

「コスト削減」「業務効率化」「リスク管理」などが目的になります。

  • 古い社内サーバーのクラウド移行
  • 会計や人事などの基幹業務を管理するERPシステムの導入
  • 手作業を自動化するRPAの活用

どちらか一方だけでは不十分

ここで重要なのは、「攻め」と「守り」のどちらが優れているという話ではない、ということです。

この考え方は、過去に書いた『成長には「量」と「質」2つの側面で考えなければいけない』という記事で紹介した考え方とマッチします。

「売上向上」「新規事業創出」「顧客体験の向上」を目的とする攻めのITが、量の成長に該当します。
数字を増やし、事業を拡大していくことで数字や規模が大きくなります。

一方で、「コスト削減」「業務効率化」「リスク管理」などを目的とする守りのITが、質の成長に該当します。
より少ない労力で事業ができるようになり、質が高くなります。

この2つはどちらか一方だけでは不十分です。
量の成長をしたら、今度はそれをもっとラクに実現できるように質の成長をし、整ったらさらに量の成長をするようなサイクルが大切です。

いま、あなたのDXはどちらを向いていますか?

あなたの組織が進めているDXは、現在どちらの比重が大きいでしょうか。

もし、社内のシステムが古く、非効率な業務が多いのであれば、まずは守りを固めるフェーズかもしれません。
逆に、基盤が整っているのであれば、その安定した土台の上で、新しい価値を生み出す攻めのITに投資すべきタイミングかもしれません。

大切なのは、自社の現状を正しく把握し、「守り」と「攻め」の投資バランスを戦略的に考えることです。

まとめ

今回は、「攻めのIT」と「守りのIT」の違いについて考えました。
安定した基盤があるからこそ、思い切った攻めが可能になります。

DXについて考えている方は、ぜひ自社のDXの目的を問い直してみてください。
それはコスト削減のためですか?それとも、新たな売上を作るためですか?


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