ローマ字入力、異なる二つの入力方法があるのは一体なぜ?

岡村 岳 / 2022年8月31日

キーボード入力をするときに「si」と入力しても「shi」と入力してもどちらも「し」と表示されます。

同様に「tyu」と「chu」が同じであったり、「っ」は子音を二つ重ねて入力する方法と「ltu」と入力する方法もあります。

なぜ同じ文字なのに二つの入力方法があるのかと疑問に思ったので調べてみました。

ローマ字の歴史が関係していた

ローマ字には「ヘボン式」と「訓練式」というものがありました。

※正確には「日本式」もあります。

この種類の数がキーボード入力の際に複数の入力方法があることと関係しています。

ヘボン式

ヘボン式は主に発音を重視されているそうです。

由来はアメリカの宣教師と言われています。

ヘボン式での「し」の表示は「shi」です。

「ヘボン式」の「ヘボン」は、1859年に来日し、横浜で医療活動に従事したアメリカの宣教師であるヘボン(James Curtis Hepburn)(1815-1911)に由来します。

1886年にヘボンが出版した『和英語林集成』第3版で使われたローマ字表記が「ヘボン式」といわれるものです(旧ヘボン式ともいわれます)。

参照 ( https://www.nihongo-appliedlinguistics.net/wp/archives/8135 )

訓練式

訓練式は主に規則性を重視されています。

また、日本語のローマ字表記を定めた国際規格ともなっています。

訓練式での「し」の表示は「si」です。

 

二つのローマ字の種類に対応した結果同じ文字でも複数の入力方法があるという結果に現在なっています。

ヘボン式は過去のものだから訓練式にしてしまえばいいと思う方も言われるかもしれませんが、ヘボン式は現在でもパスポートの名前を表記する際に使用されていることもあり二つの型の性質や特徴をしっかりと把握する必要性がありそうです。

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