思いついたら声に出す。あとはAIが整理してくれる
リード文
移動中や会議の合間に、ふとアイデアが浮かぶことがあります。でもそのほとんどは、メモしないまま数分後には消えています。「いいことを思いついた気がするけど、何だっけ」──そんな経験が続いたので、仕組みで解決することにしました。iPhoneのサイドボタン一押しでObsidianにメモを作り、それをClaude Codeが自動で整理してブログやSNSの下書きに変えてくれる。今回は、そのワークフローをお伝えします。
きっかけは「気づきを取りこぼしている」という実感
経営者として日々動いていると、人と会う中で「あ、これは発信すべきだな」と感じる瞬間がよくあります。でも手が塞がっていたり、会話の最中だったりして、その場でメモできないことが多い。
スマホでメモしようとしても、アプリを開いて、新規作成して、文字を打つ──その手順が地味に重い。その間に、気づきのテンションが冷めてしまう。
「入力コストを下げないと、どんなツールを使っても続かない」と思ったのが、今回の仕組みを作るきっかけでした。
iPhoneのサイドボタンをObsidianのショートカットに割り当てる
解決策はシンプルです。
iPhoneのサイドボタン(ロック画面を呼び出すあのボタン)に、Obsidianの新規ノート作成を割り当てました。ショートカットAppを使えば、ダブルクリックまたは長押しで任意のアプリ操作を実行できます。
これで、ポケットからiPhoneを取り出してサイドボタンを押す──それだけで、Obsidianの新規ノートが開きます。
ロック解除すら不要です。
Typelessで音声入力する
新規ノートが開いたら、次は入力です。ここで使っているのが Typeless というアプリです。
iPhoneのキーボードをTypelessに切り替えると、音声で文字入力ができます。話しかけるだけでテキストに変換してくれる。句読点の調整はあとでClaude Codeに任せられるので、走り書き感覚で喋ってしまっていいんです。
「今日話したあの話、ブログにできそう」「クライアントが言ってた○○、自分も同じ課題を感じてる」──そういった断片的な気づきを、思いついた瞬間に声に出してメモします。
手を使わず、10秒以内で完結します。
Claude Codeが新規メモを検知して、ブログネタに整理する
ここからが、今回の仕組みの核心部分です。
ObsidianはClaude Codeと連携しています。Obsidianの Inbox/ フォルダに新しいファイルが追加されると、Claude Codeがそれを検知します。そして自動的に、ブログネタやSNS投稿の下書きとして整理してくれます。
流れとしては、こうです。
- スマホで音声メモ → Obsidian Inboxに保存
- Obsidian SyncでPCのObsidianに同期
- Claude Codeが新規ファイルを検知
- 気づきをブログ・SNS用に整理した下書きを生成
- 私が下書きを確認・修正して公開
最終的に「確認する」という判断は私が行いますが、「整理する」という手間はClaude Codeが引き受けてくれます。
ハッとした気づきが、数時間後には発信できる形になっている。そのスピードが、今は一番の価値だと感じています。
Obsidian Syncの同期タイムラグについて
一つ、正直に書いておきたいことがあります。
Obsidian Syncには、同期のタイムラグがあります。スマホでメモを保存してから、PCのObsidianに反映されるまで、数十秒〜数分かかることがあります。
そのため、急いで使いたいときや、PCの前でリアルタイムに作業するときは、PC上のObsidianに直接入力するのが早いです。
ただ、気づきのメモはそもそも「後でClaude Codeが処理する」前提なので、少しのタイムラグは気になりません。外出先でメモした内容が、帰宅後のClaude Codeの処理に間に合えばそれで十分です。
この仕組みで変わったこと
運用を始めてから、発信への心理的なハードルが下がりました。
以前は「ブログを書こう」と思うと、テーマを決めて、構成を考えて、文章を書いて──という作業をすべて自分でやる必要がありました。時間があるときにしかできない作業でした。
今は、日常の中で感じた気づきをその場で音声メモするだけ。ブログの骨格はClaude Codeが作ってくれる。私がやるのは、その下書きを読んで「これでいい」か「ここを直す」かを判断することだけです。
作業量は減りましたが、発信の量と質は上がっています。
まとめ:仕組みを作れば、気づきは資産になる
気づきは、流れていく。それが当たり前でした。
でも仕組みがあれば、気づきは蓄積されて、発信になって、資産になります。
iPhone × Obsidian × Claude Code の連携は、技術的に難しいことをやっているわけではありません。ショートカットAppとTypelessとClaude Codeの組み合わせで、誰でも再現できる仕組みです。
「発信したいけど時間がない」と感じている経営者や個人事業主の方には、特に参考になると思います。気づきを流さない仕組み、一度作ってみてください。
同じ仕組みを作ってみたい、具体的な設定について聞きたいという方は、気軽にご連絡ください。









