UX / UI のデザインに強いアプリ・Webシステムの開発と、企業へのAI導入を支援する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 の 中田和行@神戸のデザイナ社長 (facebook / X ) です。
AIツールを使うなら確認したい、プライバシーとセキュリティの設定【2026年版・7ツール対応】
「AIって便利だけど、なんとなく怖い」——そう感じながらも、毎日ChatGPTやClaudeを使っている方は多いと思います。
怖いと感じているなら、まず設定を確認してみてください。この記事は、設定を一度も開いたことがないという方に向けて書きました。
はじめに、ひとつ前置きを。
この記事の内容は、各ツールの公式ドキュメントや公式フォーラムを参照しながらAIが情報収集・整理したものをベースにしています。2026年4月時点の情報であり、「これをやれば絶対に安全」と断言できるものではありません。
ただ——何も知らずに使い続けるより、ここに書いてある内容を理解しているほうが、セキュリティは断然上がります。
まず知っておきたい「データ学習のオプトアウト」
多くの生成AIサービスでは、あなたが入力した内容がAIモデルの学習に使われる場合があります。無料プランや個人向けプランは特に、デフォルトで「学習に使ってもいい」設定になっていることが多いです。
「オプトアウト」とは、この設定をオフにすること。
業務でAIを使う場合、クライアントの情報・未公開プロジェクトの詳細・社内の数字を入力する場面が出てきます。意図せずモデルの学習に使われないよう、まずはこの設定を確認するところから始めましょう。
主要5ツールのプライバシー設定
ChatGPT(OpenAI)
設定URL:chatgpt.com/settings/data-controls
Settings → Data Controls → “Improve the model for everyone” をOFF にします。無料・Plusプランはデフォルトでオンです。TeamやEnterpriseは契約上デフォルトオフなので対応不要。
Claude(Anthropic)
設定URL:claude.ai/settings/data-privacy-controls
設定 → プライバシー → 「Claudeの改善にご協力ください」をOFF にします。API利用やClaude Codeはデフォルトでオフのため、個人・Proプランの方が確認すべき設定です。
Gemini(Google)
設定URL:myaccount.google.com/activitycontrols
Googleアカウントの設定から Gemini Apps Activity をオフ にします。企業でGoogle Workspaceをお使いの場合は、管理者コンソール(admin.google.com)でも確認を。
GitHub Copilot
設定URL:github.com/settings/copilot
“Allow GitHub to use my data for model training” をオフ にします。BusinessやEnterpriseプランは契約上、学習利用が禁止されています。
Microsoft 365 Copilot
エンタープライズ設計のため、デフォルトで学習利用しない契約保証があります。ただし、CopilotはそのユーザーのTeams・SharePointの権限をそのまま引き継ぐため、権限設定も合わせて見直しておくと安心です。
コーディングAIは「エージェント設定」も確認を
CursorやGoogle AntigravityのようなAIコードエディタは、ソースコードを扱う分、リスクの種類が変わります。
Cursor
Settings(Cmd+,)→ Privacy Mode をオン にします。オンにすると、コードがモデルプロバイダーに保存されないことが保証されます。
加えて、プロジェクトルートに .cursorignore ファイルを作成し、.env や認証情報ファイルをAIに送信しないよう除外設定しておくことをお勧めします。
Google Antigravity
2026年から本格的に使われ始めたGoogleのエージェント型AIコードエディタです。エージェントが自律的にターミナル操作・ウェブ閲覧・コード編集を行うため、設定を誤ると想定外の動作につながります。
特に確認したいのは次の点です。
- エージェントモード(ドキュメント):機密案件では「Secure」モードを使用。「Turbo」モードは自動実行範囲が広く危険なため使用しないでください
- ターミナル実行ポリシー:デフォルトの「Auto」→「Request Review」へ変更し、都度承認する設定に
- ブラウザ許可リスト(設定):デフォルトで `webhook.site` が許可されていますが、データ流出に悪用されるリスクがあるため削除を
- データ学習:Settings → Account → “Enable Telemetry” をオフ(設定ドキュメント)
2026年3月の調査では、不可視文字を使ったプロンプトインジェクション攻撃でファイル内容が流出するリスクも実証されています。新しいツールだからこそ、最初の設定を丁寧に行うことが大切です。
まとめ:知っているだけで変わること
完璧なセキュリティはありません。この記事の設定も、明日には変わっているかもしれません。
それでも——設定の存在を知っていること、どこを確認すれば良いかを知っていること。それだけで日常的な情報管理のレベルは大きく変わります。
今日5〜10分だけ時間を取って、使っているAIツールの設定画面を開いてみてください。何も変更しなくてもいい。まず「現状を知る」ことが最初の一歩です。
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