UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 フロントエンドエンジニアの齋藤 (@31mskz10) です。
文章を打っていて改行をしたいとき、何かを確定したり、コマンドを実行したいときに押すためのキーとして「return」と「enter」があります。
日本ではenterキーと呼ぶことが多いため、IT以外の業界だとreturnキーを聞いたことが無いという人もいるかもしれません。
この違いはなんでしょうか?
Macにはreturnキーとenterキーがある
Macを使っている場合、通常returnキーをメインで使うことになります。
私が使っているMacのキーボードには、「return」と書かれた上に小さく「enter」とも書いています。
これは修飾キーでキーを変えられるという意味があり、普通に押せばreturnですが、fnキーと同時に押すことでenterに切り替わります。
shiftを押すことで「1」が「!」の入力に切り替わるのと同じようなものですね。
機能に差はある
正直、returnキーとenterキーは、普段使っている分にはそこまで意識しなくても問題ありません。
文章作成ソフトやメモアプリなど、ほとんどのアプリケーションでは、どちらのキーを押しても同じ「改行」として扱われるからです。
しかし、一部のアプリケーションでは、この2つが明確に別の機能として割り当てられています。
代表的な例が、ExcelやNumbersなどの表計算ソフトです。
これらのソフトでは、returnキーを押すとアクティブなセルが下に移動しますが、enterキー(fn + return)を押したときの挙動を変えられる場合があります。
また、SlackやDiscordなどのメッセージアプリでは、returnキーで「改行」、そしてCommand + returnなどで「送信」というように、役割が分かれていることが多いです。
名前から考えるあるべき姿
returnは「返る」「戻る」という意味です。
つまり、「文頭に返る → 改行」と考えることができます。
それに対してenterは「入る」や「記入する」という意味です。
コマンドに入って実行すると考えられそうです。
Macでは修飾キーを何も押さない通常の状態がreturnキーです。
ということは、普通にreturnキーを押したらメッセージアプリなどでは改行をするのが、キーの名前と一致した挙動ということになります。
そして修飾キーを押した状態(本来はfn + return)がenterと考えると、shift + enterやcommand + enterで送信や実行されるのが、キーの名前と機能が一致した状態です。
よく使う機能はどちらか?
しかし最近はよく使う機能がどちらかという観点で決定されているサービスもあるように感じます。
例えば短文を送信するのをメインで考えているチャットアプリの場合、returnを押すと送信され、修飾キーを押した状態が改行になっているケースもよく見かけます。
修飾キーを押すのは、ひと手間かかるわけですから、よく使う機能を修飾キー無しであまり使わない方の機能を修飾キーありにしているのだと思います。
本来の意味から考えると違和感がありますが、新規ユーザーからするとよく使う機能の方が押しやすいとこの方が便利なのかもしれません。
まとめ
今回は、Macにおけるreturnキーとenterキーの違いについて考えました。
普段は同じ「改行」キーとして使えますが、表計算ソフトやメッセージアプリなど、一部の環境では異なる役割を持っていることがわかります。
普段当たり前のように使っているキーの役割について考えてみるのも、少し面白いかもしれません。
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