UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 フロントエンドエンジニアの齋藤 (@31mskz10) です。
デザインにおいて、左右の配置は単なる位置以上の意味を持ちます。
今回はデザインにおける左と右について、見る人の認識や感情にどのように作用するのか整理してみます。
心理的な意味合い
左:安定と過去の象徴
多くの文化圏では、文字を左から右へ読み書きします。
このため、私たちの視線は自然と左側を起点として情報を追い始めます。
その結果、デザインにおいて左側は「始まり」「安定」「伝統」「過去」といった意味合いを持ちます。
例えば、企業のウェブサイトでロゴが左上に配置されるのは、そこがユーザーの視線の起点だからです。
また、BeforeとAfterを比較するような画像では、通常、Beforeが左側に置かれます。
右:未来と行動の表現
一方で、視線の終着点となる右側は、「未来」「進歩」「革新」「行動」といった意味合いを持ちます。
新しい概念や未来志向のアイデアを表現する際に、デザイナーは意図的に右側に視覚的な重点を置くことがあります。
これは、右側が視覚的な「次のステップ」を暗示するためです。
最も分かりやすい例はボタンの配置です。
「次へ」や「送信」といったプロセスを前進させるボタンは右側に、「戻る」や「キャンセル」といったプロセスを後退させるボタンは左側に置かれるのが一般的です。
当たり前すぎて逆に普段意識しないかもしれませんが、ユーザーの「次へ進む」という感覚と、ボタンの物理的な位置を一致させるための工夫です。
デザインへの具体的な応用
この左右の持つ意味は、様々なデザインに応用されています。
ウェブサイトのレイアウト
多くのサイトでは、安定した情報であるロゴや主要なナビゲーションを左側に配置し、ユーザーに取ってほしい行動である「会員登録」や「問い合わせ」のボタンを右側に配置します。
ページネーション
「前へ」「次へ」などが書かれているページネーションも、基本的には左から右へと進んでいきます。
しかし、ページネーションは多くの場合、時系列が新しいもの(最新情報)が左側に来て、右にいくに連れて古いものが表示されます。
だからこそ、ラベルを工夫しないとユーザーが混乱する場合があります。
メインビジュアル画像
「革新」「進化」などのキーワードが連想されるメインビジュアルに人物画像が使われるとき、画面右側を向いている場合が多いです。
「右肩上がり」という言葉が指す通り、未来や新しいものに置き換わっていくイメージが自然と根付いているように感じます。
逆に「顧客とじっくり向き合います」といったメインビジュアルの場合は、画面左側を向いて安心感を出す場合が多いです。
文化による違いもある
ただ、この左右の原則が絶対というわけではありません。
例えば、アラビア語やヘブライ語のように、文字を右から左へ読む文化圏(RTL言語)では、これらの意味合いが逆転します。
参考:右から左に文字を読む言語だとデザインの位置が持つ意味は逆になるのか?
まとめ
デザインにおける左右の配置は、私たちが無意識に持つ「左は始まり、右は終わり」という感覚に基づいたメッセージを伝えています。
「伝えてしまう」と言った方が正確かもしれません。
配置した位置によって「あえてそこに配置した理由」が意図的かどうかは抜きにして生まれてしまいます。
普段何気なく見ているウェブサイトや広告が、どのように配置されているか、少し意識して見てみると面白いかもしれません。
UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates 株式会社は、神戸三宮オフィスまで週1出社(それ以外はリモートワーク)できる「デザイナー」「エンジニア」を募集しています。
興味のある方は、カジュアル面談しますので気軽にお問い合わせください!









